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始発で行って当日券かキャンセル待ちしようか〜と思ってた花組の公演「CASANOVA」、思いがけずチケット譲っていただいた。感謝…!

プロジェクションマッピングの使い方がすごく洒落てる。舞台脇の大道具に、話に合わせてマッピングが映されて、芸が細かいなあと。衣装も現代的で見たことない装飾など、どうやって作ってるんだろうというようなもの。舞台装置と、衣装を着たタカラジェンヌさんとで、どの場面も絵のように美しく華やか。もちろん、演技、歌、芝居も素晴らしい舞台。

モテ男カサノヴァ伝説。カラッとしていて、軽めの話。キャラクターがどれも濃くて、私は特に鳳月杏さんのコンデュルメル夫人、好きだったな。まとわりつく猫ガールたちもすごくかわいい。いつもカッコ良くて大好きな瀬戸かずやさん。最近、おじさん役が多かったので、ひげがない役で嬉しかった。もちろんカサノヴァ役の明日海さんは、モテオーラ全開だ。



仙名さんの退団、鳳月さんの組移動、ほかにも花組は好きだった娘役さんの退団が多く、このメンバーでみられるのは最後。トップさんが長いせいか、レベルが高く安定感の感じられる花組でしたが、これから変わっていくだろう。

今年は退団者が多いので、どの公演もしんみり見ています。星組もトップ退団が2月に発表されたところ。どんどん変わっていくのが宝塚の良いところだけど、やっぱり寂しいなあ。

後ろに座ってるおばちゃん?おばあちゃんの会話が面白かった。「1幕長かったわネえええ、眠くなるけど寝れないのよね〜、たくさん(演者さんが)出てくるからサ!」「エルベ見た?私、初演、高校生の時に見たのよ〜すてきだったワ…(初演って、50年前の?)」…そして50年前のタカラジェンヌさんの話がうっとりと続く。何歳になっても夢を見せてくれる舞台は、良きかな。