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ONCE UPON A TIME IN AMERICA(雪組)を見てきました。なんと、元同僚のSivaちゃんとSawaちゃんも同じ日に観劇、しかも同じ列だった。観劇後、ご飯を食べて帰ってきましたよ。いつもいっしょのコバちゃんも、私の元同僚とは面識ないのに巻き込んでいっしょに食べました。


それにしても、ものすごく強烈な演目! 原作はハリウッド映画なのね。
  • 曲が多くて、1曲も記憶に残らなかった。ぎりぎり、3人の仲間が4人になった〜♪みたいなやつがかろうじて…
  • 1幕ラストの美しさよ…(でもあんな部屋、準備されてたらイヤだね〜)
  • キャロル(朝美絢さん)、男役なのにこんなに美しく色気ももりもりですごい(イヤ、女だからさ…)
  • スーツがとてもかっこいい、特に咲ちゃんのスーツよ…!
  • トップコンビの歌の美しさ、デボラの真彩ちゃんはますます美声です(CDほしい)
  • 初恋ものはずるいわあ…ときめくなあ…

なんていうか、全体的にほぼ全部名場面で埋め尽くされてて、本当に圧倒的でした。

場面転換も速くて、さっきバレエ教室でチュチュの女の子が踊っていたと思ってたら、いつのまにかバーのシーンにという具合です。テレビじゃないんだよ…? タイムラグがぜんぜんなく次の場面になっているような体感で、小池先生だなあ〜(演出)と感じ入りました。たたみかけてくるように、密度の濃い舞台です。

でも見終わったあとに、なんだかもやもやとする。ネタバレをすると、夢を目指して努力した人たちが、誰一人幸せなところを見せない終わり方なんだよね。主人公が死ぬわけでもなく、あんまり典型的な”宝塚の終わり方”、ではないんだよね。

でもそこがいいのかな。人生ってそういうもの、人それぞれに輝く時期があって、それぞれの人生を終えていくっていうことなのかな…。見たあとも、なんだか考え込んでしまうようなお話でした。Sivaちゃんは「群像劇なんじゃない?」って言ってたけど、そういう面もある。みんなが主役みたいなかんじ。

ちなみに、デボラは、ピアニスト&作曲家のニックを選べばいいのに〜とやきもきしてました。ニック、才能もあるし、いつも楽しそうだし、いい男だよっ! 脇役のニックを主役に置き換えても、お話ができてしまいそうなくらい、どのキャラも濃かった。

雪組は次の公演でトップさんコンビの退団が決まりました。次作はベートヴェン!しかも、上田久美子先生(演出)!すごく期待するなあ。やっぱり死んでしまうんだろうなあ。退団公演ながら、楽しみです。