長年、うっすら「自分はすぐ死ぬ」と思ってたと思ってた。父が49歳で倒れてほぼ植物状態となり、20年その状態で、5年前に亡くなった。だからなんとなく自分も49年で人生が終わるんじゃないかと思ってて、わりと先のことを考えず生きてきたんだけど、アレ、もしかしてまだ死なないかも…という気持ちになっているこのごろ。

 昨日、「ライオンのおやつ」という小説を読みおわり、若い時からずっと、私は死ぬまぎわのことを考えていたなーと気が付いた。その小説は、ホスピスを舞台にしたお話で、終末期の人たちのことが描かれている。自分の送ってきた人生とまったく逆のことをやってみようとしたり、まっすぐその人らしい人生をやりとげたり、いろいろ。面白いし、やさしい文章で読みやすいので、おすすめです。

 ところでその本の中に、「生きることと死ぬことは選べない」と書いてあって、ほんとにそうだなーとしみじみ思った。

 ちょっと前に、やっぱりお父さんが早く亡くなった友達に「親が亡くなった年齢を意識することはないのか」というような質問をしたら「ぜんぜーん!気にしたことない!」という返事が戻ってきて、そんなもんか!とびっくりしたのだった。

 49歳で死ぬかもしれないし、79歳で死ぬかもしれないし、109歳で死ぬかもしれないし、何歳で死ぬにしても、今それを決めつける意味ってぜんぜんないんだよなと、ほとんどの人には当たり前かもしれないんだけど、いつのまにか決めつけていた自分に改めて気づいたという話。

 だから1日1日を大事に…という感じでもないんだけど、もうちょっと頑張っても良いか、という気持ちになった。死ぬ予定があるせいにして、自分の人生を雑に考えているところがあったなと、反省した。

 写真は、75歳までに死ぬという気持ちで、机の前に貼ってる紙。(1年にひとつ丸を塗りつぶしている)
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